

個人起業家のビジネスには「型」がある
「起業しよう!」と心に決めたのはいいものの、それでは具体的に何をすればいいのかとなると、頭の中が「?」でいっぱいになってしまう人もいるでしょう。
「何から始めればいいの?」
「どうやってお客さまを見つけるの?」
「どうやったら商品・サービスを買ってもらえるの?」
でも、大丈夫です。
個人起業家のビジネスモデルは、実はとてもシンプル。ひとつの「型」のようなものなので、その流れを覚えてひとつひとつのプロセスを作り込んでいけば、あなただけのビジネスモデルを完成させることができます。
今回はその「型」について、お話ししていきましょう。
ブログ・SNSでまずは広く知ってもらう
起業を考えるあなたにまず始めてほしいのは、ブログです。
ブログはいわば、あなたの「お店」のようなもの。あなたの人柄やあなたが持つノウハウ、伝えたいメッセージなどを自由に表現できる場です。
そして、発信を続ければ続けるほど記事が蓄積され、ブログはあなたのビジネスの「資産」となります。
しかし、ブログはただ記事を書くだけではなかなか見てもらえません。女性起業家の利用が多いアメブロは読者同士がつながる仕組みがありますが、アクセスを集めるためには頻繁な記事更新が不可欠です。独自ドメインを使えるWordPressを使う起業家も増えていますが、SEO対策をしっかりしても、効果が出てくるまでには最低数か月ほどかかると言われています。
そこで活用したいのがSNSです。
FacebookやTwitterなどのSNSは、拡散力があり情報を広く伝えることができます。ブログ記事アップ後にSNSにリンクを貼って投稿すれば、人の目に留まるチャンスは多くなります。
ブログを書き、SNSで拡散する。この流れで、あなたのことをできるだけ多くの見込み客に知ってもらうのが最初のステップです。
メルマガでお客さまとの関係を深める
ブログを開設して、発信に慣れてきたら始めたいのがメルマガです。
お店を広げて、来てくれるのを待つような形となるブログを「pull型」メディアと呼ぶのに対し、メルマガは「push型」メディアと言われます。こちらから確実に読者の元に届けることができるからです。
ブログやSNSからメルマガに読者登録してくれた人は、あなたやあなたの提供する商品・サービスに関心を持ったからこそ読者となってくれたと考えられます。いわば、大切な「見込み客」なのです。
誰にでも見られるブログと違い、メルマガではあなたに関心を持つ読者に一段深い情報を伝え、関係を深めていくことができます。
セミナーや講座の申込みや商品購入のきっかけはメルマガであることが多いため、メルマガ読者をいかに増やすかがビジネスを成功させるための大きなカギのひとつと言えるでしょう。
そのための方法は、私の「脱集客メソッド」でも詳しくお教えしています。
商品・サービスを体験する機会をつくる
ブログやメルマガなどを通してあなたに興味を持ち、信頼感を持った人は、あなたの商品・サービスを購入するかどうかを検討する段階に入っていきます。
いきなり高額もしくは長期間の商品・サービスを買ってくださる人もいないわけではないですが、多くの見込み客は「本当に効果があるか試してみたい」「購入前に実際に話を聞いてみたい」と思っていることが多いものです。
そうした「お客さま候補」に向けて、商品やサービスを体験する機会を作っておきましょう。こうしたものを「フロント商品」と呼ぶことが多いです。
例えば、本命商品として何らかの講座を持っているなら、講座の一部を紹介するセミナーを開催するという方法があります。またカウンセラーやコーチなら、単発セッションをフロント商品とすることが多いですね。
フロント商品設計の際に気をつけるのは、その1回の体験で、お客さまに何らかの効果・成果を感じていただけるようにすることです。かといって、頑張って与えすぎてしまうとお客さまはそこで満足してしまい、本命商品の成約にはつながりません。そのさじ加減がとても重要になってきます。
「型」を知れば、やるべきことが見えてくる
まとめますと、個人起業家のビジネスの「型」とは、
ブログ・SNSで広く発信し、メルマガに登録してもらう
↓
メルマガで見込み客との関係を深める
↓
フロント商品に申し込んでもらう
↓
本命商品の成約
…という流れになります。
この流れの中で、今の自分にできていないのがどこかわかれば、これから自分が何をすればいいのかよくわかりますね。
まだ何もできていない場合は、まずいちばん売りたい本命商品を作ることから始めると、ターゲットが絞れ、発信がしやすくなります。
もし、まだ高額な本命商品が作れない、そもそも何を売ろうか決めきれていないという場合は、とにかく発信を始めてみましょう。
書いていく中で、自分の伝えたいこと、やりたいことがはっきりすることも多いからです。何から始めようか迷っている方には、まずはブログをおすすめします。
ずっと頭の中で考え続けているより、とりあえず一歩踏み出してみましょう!