ポジションチェンジで気づいた投影のメカニズム

こんにちは。

7月29日(土)はヒプノセラピスト養成講座の第7回目の講座でした。

午前中は、コーチングスキルについて学び、午後は、ポジションチェンジのセラピー手法について学びました。

ポジションチェンジは、ゲシュタルト療法の心理療法です。

これを催眠状態ですると、とてもやりやすいのです。

順番としては、

①対立する相手とイメージの中で向かい合い、

まず、相手に自分の心の内にある、不平、不満、批判などを伝えます。

 

②次に、相手のポジションへと移り、相手の体の中に入ったつもりで、

自分に対して相手の言い分を話します。

 

③ポジションの交換を何度かすると、相手から見た自分の姿がよくわかります。

そして、相手の気持ちが手に取るように理解できるようになります。

 

 

今回、このセラピーを受けた、Sさんから、下記のような感想をおっしゃっていました。

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私が子供の頃の、母と父の関係性について、母に言いたいことがあったので、

ポジションチェンジのワークで、母を呼び出しました。

そして、

母のポジションに入った時に、

「あ、これ、私の事だっ!」て突然わかったのです。

 

母が父にしていること(キツく当たってる)を、私は娘の立場から、

心配していたつもりでした。

 

 

でも、その時の母の気持ちと行動は、今現在、私が旦那さんにしてること

(いっぱいいっぱいになると八つ当たりしちゃう)と同じだったんです。

その場面で、母に、

「どうして、父に八つ当たりするの?」と、

聞いてみたら、

「若い頃からずっと、自分のしたいことを周りには言わずに我慢してたっ!」て、

気持ちが湧いてきました。

そして、これもまた、「今の私のことじゃんっ」て気づきました。

人は、自分の内側にある思い込みを外側に投影しているって、こういうことなんですね。

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Sさんは、とても感受性の強い方なので、相手の体に入るとイメージしただけで、

五感レベルで相手の感情を受け止めることができるのです。

セッション終了後に、

「他人の問題だと思っていることが、本当は全部自分の問題である事、

全ては自分の中にあり、そのイメージや思考は、これまで経験したものや

見てきたものから作り上げられていることがわかりました」

とおっしゃっていました。

素晴らしい気づきのシェアをいただき、嬉しかったです。

 

このエンプティチェアセラピーの原理について、松井 雄 (まつい ゆう)さんのブログに

下記のような記載がありました。

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心理学、フロイトの精神分析において、「投影 projection」といえば、

自分が心理的に抑圧した欲求や感情(=自分のものと認めたくない欲求や感情)を

他人(外部世界の他者)に投げ込む/映し出す心理システムを意味しています。

これは「防衛機制」と言われています。なぜなら、「この嫌な悪い感情(欲求)は、

私のものではなく、あの人のものだ」と感じることによって、

私たちは自分の「セルフ・イメージ」を守ることができるからです。

面白く興味深い点は、私たちの嫌な感情(欲求)というものは、抑圧して、

潜在意識(無意識)に押し込んでも、消えてしまうのではなく、

それを投影しやすい他者を見つけて、そこに映し出されてしまうという点です。

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ヒプノセラピーを受けると、体験的に、自分の本当の思いに気づくことができたり、

自分の行動を制限していた感情を知ることができます。

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