こんにちは。
ヒプノセラピスト&マスタートレーナー、堅田不二子です。
先日、私のセッションを受けてくださったA様の、
今世でのご両親との関係性は、とても複雑でした。
現在は、ご両親とはほとんど接する機会がないそうです。
「でも、両親のことを恨んだりはしていません。むしろ感謝しているんです」
A様は、そんな風に事前面談ではおっしゃっていました。
しかし、年齢退行催眠で出てきた場面は、ご両親がいつも夫婦喧嘩をしている場面で、
ギスギスした関係性を目の当たりにするばかりで、とても辛い思いをされた記憶が浮かんできました。
子供にとって、夫婦喧嘩の場面は、自らの存在を否定されるようなものです。
自分はお父さんとお母さんが出会い、愛し合ったから生まれたはずなのに、
その二人の愛が感じられなければ、「自分の存在は、何だったのか?生まれてきてよかったのか?」
と自己否定をしてしまうのです。
親からの愛をたっぷりと受け取るべき幼少期に、それが得られなかったことは、
もちろん子供のせいではありません。
しかし、子供は「自分が悪い」と思ってしまうのです。
A様を催眠状態に誘導してから、寂しかった幼少期の場面へと入っていっていただきました。
幼い頃のAちゃんを大人のA様に抱きしめてもらいました。
ギューっと抱きしめられたAちゃんは、とても安心したようでした。
そして、A様には、その体験から学べたことを言葉にしていただきました。
また、その後に行なった前世療法によって、
今世のご両親との関係は前世から未完了のまま、引きずってきたものだ
とわかりました。
そして、「今世の課題は、両親の支配から脱却することだった」
とメッセージを受け取ることができたのです。
催眠から覚めた後のA様の表情は、とても和らいだように感じられました。
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私たちの潜在意識は、生まれてからのすべての出来事の記憶を持っています。
だから、普段は忘れていることでも、ある感情に集中すると
それに関連した記憶を思い出すことができるのです。
また、子供の頃は、親からの愛を得るために、本当の自分ではない、役割を演じます。
代表的な5つの役割をお伝えすると、
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ヒーロー(優等生)・・・・優秀ないい子、しっかりした子でいることで、評価されようと頑張る。家でも学校でも期待に応えるために努力するが、常に「もっとできるはず、もっと頑張れ」と期待される。立ち止まることや間違えることを恐れている。ミスや失敗をすると、ひどく自分を責める。
ケアテイカー(お世話役)・小さい時から親の面倒を見たり、親の愚痴や相談を聞いたりして、カウンセラーのような役割。妹や弟の保護者役にもなる。自分のことは後回しで、常に周囲の役に立とうとする。困っている人を放って置けない。人のために動くことに充実感を感じ、相手が望んでいることは敏感に察するが自分はどうしたいのかわからない。
スケープゴート(問題児)・家や学校のトラブルメーカー、親や教師に反発し、攻撃的に振る舞うことやルールを無視した行動で、自分の存在を主張する。周りから「悪い子」と言われるが、自分のことを誰もわかってくれないととても傷ついている。「寂しい」「苦しい」「助けて」といえず、もやもやした気持ちを怒りや破壊的な行動として表す。
ロストチャイルド(忘れられた子)・褒められることも、問題を起こすこともなく目立たない子。家でも学校でも存在感がないので、周りの大人は「おとなしくて手のかからない子」「放っておいても大丈夫な子」と思っているが、本人は、「自分はいてもいなくてもいい存在なのでは」と孤独を感じている
クラウン・マスコット(道化師)・お退けた態度や可愛いい仕草で、場を和ませる役割。争いが起きないようにみんなに笑ってもらおうといつも気を配っている。真剣なことでも冗談で紛らわす、あるいは甘えた態度で幼稚なふりをする。周りからは、「落ち着きがない子」と思われている。自分が辛くても、それをはっきりと伝えることができない。
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いかがですか? あなたも思い当たることはありませんか?
私は、典型的な優等生タイプだったのですが、途中からスケープゴート化したようです(汗)
そして、本当の自分は、気が弱くて、甘えん坊なのですが、いつも親の前では強がっていたように思います。
大人になってからも、そんな態度でしたので、本当に親に対して心を開くことができなかったのだと思います。
だから、両親が亡くなった今でも、何となく未完了な想いがあるのです。
もし、あなたも、私と同じように、両親に伝えきれなかった想いがあるなら、
ぜひ、ヒプノセラピーを受けて未完了を完了させて、スッキリしませんか?
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